研究室の使命

本研究室ではロボット工学を基盤とし,社会課題を解決するための実践的なロボットシステムの提案と,その有用性・有効性をハードウェアで実証することを目指しています.まず課題を明確化し,次にそれを解決する最適な形態・手法を探求する.そしてそれを機械モデルで実現,実証することで,実社会に貢献することを究極的な目標としています.研究のための研究に陥ることなく,工学として最も簡素かつ効率的な解を希求します.またその過程で得られた知見を一般化することで学術的な貢献も同時に目指します.

工学,特に機械工学の醍醐味は,頭に思い描いていたアイディアを,実際のモノとして形にすることができる点にあると思います.PC上の3DCADで設計した部品を,現実のモノとして手にしたとき.それを組み立てるとき.電装系を実装し,初めて動作するとき.ひとつひとつのステップに発見と感動があります.そして出来上がったロボットシステムは,必ず最初の想像を超えてきます.大抵は一度ではうまく動きませんが,地道に問題を見つけ,課題を克服することで,ついにうまく動いたとき,他に代えがたい楽しさを覚えます.これが本研究室で研究をすることの原動力です.科学技術教育の最高学府として,このような体験の機会を提供したいと考えています.

アクセス

東急目黒線・大井町線 大岡山駅から徒歩10分

東急池上線 石川台駅から徒歩8分

東京工業大学大岡山キャンパス

石川台1号館   5階 514: 遠藤玄 教員室, 557: 学生室,558: 実験室